Bellcie
2016年9月23日
宣伝なのです
Black Shadow様にてシナリオをかかせていただいたアダルトボイス作品が販売されました。
タイトルは「極上 巨乳癒し店 後編」です。後編とあるように、「極上 巨乳癒し店 前編」の続きになっています。
DL販売サイトに内容の詳しい説明や体験版もありますので、ぜひ聞いてみてください。
各DL販売サイトで販売されていますので、よろしくお願いします。
そして次の宣伝です。
DMM様で配信されているソーシャルゲーム「大聖戦!ヴァルキリーサーガ」で、キャラテキストを担当したキャラが実装されましたので、簡単ながら宣伝です。
新たに実装されました、
・漆黒の使徒ヴァンクール(一部18禁シナリオのみ))
・呪皇弓姫ルフィナ
・夏の償い人クリミ
・守護神エルエル
・星めぐりの少女ジュリアンナ(一部18禁シナリオのみ)
・黒衣の占星術師ウラニア
・ヴァルキリー召喚士ラウラ
・雷鳴召喚士シルヴィア
・魂喰のアーデルハイト
・黒魔道士オルガ
・お宝発掘人シルヴィー
・魔法薬師リクセト
・常勝の助っ人星野里奈(一部18禁シナリオのみ)
・全知全能の主神ゼウス
・冥府の女神ハデス
・冥界の番犬ケルベロス
・春をもたらす女神ペルセポネ
のカードテキスト、18禁テキストを書かせていただきました。
手に入れた方はぜひ可愛がってあげてください。
※リンク先成人向けサイトです。
2016年8月12日
宣伝なのです
Black Shadow様にてシナリオをかかせていただいたアダルトボイス作品が販売されました。
タイトルは「陰部洗浄はナースのお仕事 ノーマル看護婦編 前編」です。タイトル通り陰部洗浄されたり舐められたりと、ナースさんにお世話してもらう内容になっています。
DL販売サイトに内容の詳しい説明や体験版もありますので、ぜひ聞いてみてください。
各DL販売サイトで販売されていますので、よろしくお願いします。
※リンク先成人向けサイトです。
2016年7月8日
宣伝なのです
Black Shadow様にてシナリオを書かせていただいたアダルトボイス作品が販売されました。
タイトルは「極上 巨乳癒し店 前編」です。巨乳の店員さんが胸をつかってエッチなことをして癒してくれる作品です。
DL販売サイトに内容の詳しい説明や体験版もありますので、ぜひ聞いてみてください。
各DL販売サイトで販売されていますので、よろしくお願いします。
そして次の宣伝です。
DMM様で配信されているソーシャルゲーム「大聖戦!ヴァルキリーサーガ」で、キャラテキストを担当したキャラが実装されましたので、簡単ながら宣伝です。
新たに実装されました、
・混沌神カイカーン(一部18禁シナリオのみ)
・夢見る獏アルフォンス(一部18禁シナリオのみ)
・国家伝令シーヴ
・ワガママ姫エルサ
・仏蘭西皇帝ナポレオン
・勇者の中の勇者ネイ
のカードテキスト、18禁テキストを書かせていただきました。
手に入れた方はぜひ可愛がってあげてください。
※リンク先成人向けサイトです。
2016年6月17日
宣伝なのです
Black Shadow様にてシナリオをかかせていただいたアダルトボイス作品が販売されました。
タイトルは「Mお嬢様の変態欲求」です。Mなお嬢様と激しいプレイをする内容ですので、ハードな内容が好きな方におすすめです。
DL販売サイトに内容の詳しい説明や体験版もありますので、ぜひ聞いてみてください。
各DL販売サイトで販売されていますので、よろしくお願いします。
※リンク先成人向けサイトです。
2016年6月3日
宣伝なのです
Black Shadow様にてシナリオをかかせていただいたアダルトボイス作品が販売されました。
タイトルは「家庭教師のHなご褒美」です。テストで良い点を取ったご褒美として、家庭教師のお姉さんにHなことをしてもらうシチュです。
DL販売サイトに内容の詳しい説明や体験版もありますので、ぜひ聞いてみてください。
各DL販売サイトで販売されていますので、よろしくお願いします。
そして次の宣伝です。
DMM様で配信されているソーシャルゲーム「大聖戦!ヴァルキリーサーガ」で、キャラテキストを担当したキャラが実装されましたので、簡単ながら宣伝です。
新たに実装されました、
・浄化の識天使エルゼ
・恋に焦がれる乙女ラン
・花嫁ヴィクトリア(正式名称失念……)
・水着の聖女ジェミリー&ミザリー
・超神剣の使い手ヴェレス
・魔滅の姫ナクシリア
・革命騎士リカルダ
・蒙古の蒼狼チンギス・ハン
・孛斡児出ボオルチュ
・聖鍵の守護天使メリキュア
・武槍戦士シュゼーヌ
のカードテキスト、18禁テキストを書かせていただきました。
手に入れた方はぜひ可愛がってあげてください。
※リンク先成人向けサイトです。
2016年3月11日
宣伝なのです
Black Shadow様にてシナリオをかかせていただいたアダルトボイス作品が販売されました。
タイトルは「妹からの応援オナニー」です。タイトル通り、妹が応援してくれたりします。こういうシチュ好きです。
DL販売サイトに詳しい説明や体験版がありますので、ぜひ聞いてみてください。
各DL販売サイトで販売されていますので、よろしくお願いします。
そして次の宣伝です。
DMM様で配信されているソーシャルゲーム「大聖戦!ヴァルキリーサーガ」で、キャラテキストを担当したキャラが実装されましたので、簡単ながら宣伝です。
新たに実装されました、
・紀州の三毛猫タマ
・恋する聖女ジェミリー&ミザリー
・魔獣狩人クルミン
・鉄壁武人ミリディー
・忠義の士毛利勝永
・伝説の乱行大名松平忠直
のカードテキスト、18禁テキストを書かせていただきました。
手に入れた方は可愛がってあげてください。
また、最近pixivで艦これの二次18禁SSみたいなの書いてたりします。
ご興味あれば読んでみてください。
※リンク先成人向けサイトです。
2016年2月15日
DMM様で配信されているソーシャルゲーム「大聖戦!ヴァルキリーサーガ」で、キャラテキストを担当したキャラが実装されましたので、簡単ながら宣伝です。
新たに実装されました、
・連合書記マリーナ
・虹の魔剣士イーリス
・迫撃魔砲師ネリス
・超人戦士アルニー
・機械騎士レティーナ
・碧海の人魚姫フィオナ
・深獄魔導士ルキア
・国家司祭ヴァルティエ
・神獣使役士ラティエム
・告白の元帥ヴィクトリア
・ショコラのお姫様ラムザ
・死術錬成師エリアーナ
のカードテキスト、18禁テキストを書かせていただきました。
手に入れた方はぜひ可愛がってあげてください。
2015年11月1日
宣伝なのです
DMM様で配信されているソーシャルゲーム「大聖戦!ヴァルキリーサーガ」で、キャラテキストを担当したキャラが実装されましたので、簡単ながら宣伝です。
新たに実装されました、
・華麗撫子ハヅキ
・悪斬の聖騎士メキュリー
・盟約の熾天使ゼロエル
・聖巫女カルネア
・星双聖女ジェミリー&ミザリー
・冥府魔女セフォネー
・大刃獣姫ベアトリス
・穢れ無き英傑ガラハッド
・劇転の道化師ケイ
・魔練術師ルウィード
・光と闇の魔導士ティファ
・隠密戦士パトリアナ
のカードテキスト、18禁テキストを書かせていただきました。
ティファはなんか可愛い性格になりました。ベアトリスなんかも可愛げある子になった気が。こういう時たま素を出す性格の子が好きなのかな。
セフォネーは魔女っ子でとても良いですね。魔女っ子好きすぎてつらい。
どの子も可愛い子なので、手に入れた方は可愛がってあげてください。
※リンク先成人向けサイトです。
8月15日
宣伝なのです
Black Shadow様にてシナリオをかかせていただいたアダルトボイス作品が販売されました。
タイトルは「アイドルマスターベーション」です。アイドルが明るくハードにハメ撮りシチュでエッチする内容ですよ。
DL販売サイトに内容の詳しい説明や体験版がありますので、ぜひ聞いてみてください。
各DL販売サイトで販売されていますので、よろしくお願いします。
※リンク先成人向けサイトです。
8月1日
宣伝なのです
Black Shadow様にてシナリオをかかせていただいたアダルトボイス作品「あなたのザーメンミルクティー」が販売されています。
タイトルから分かる通り食ザー系です。男性のあれにケーキを乗っけて舐めとったりもします。食ザー系、ニッチなジャンルだと思いますが私とても好きなのです。
DL販売サイトに内容の詳しい説明や体験版もありますので、ぜひ聞いてみてください。
各DL販売サイトで販売されていますので、よろしくお願いします。
そして次の宣伝です。
DMM様で配信されているソーシャルゲーム「大聖戦!ヴァルキリーサーガ」で、キャラテキストを担当したキャラが実装されましたので、簡単ながら宣伝です。
新たに実装されました、
・当千舞将ヤーフェン
・天下の豪炎将軍シェンメイ
・翼刃騎士アンティア
・思念魔物使いエルミー
・神剣名匠アデライード
・密命将軍パロ(1部18禁シナリオのみ)
・天翔石姫ラムザ(1部18禁シナリオのみ)
・破壊神姫ネフィリム
・大剣豪シャルード
・銀河乙女ミルキー
・氷の騎士シャナリア
のカードテキスト、18禁テキストを書かせていただきました。
手に入れましたらぜひ可愛がってあげてください。
※リンク先成人向けサイトです。
5月23日
宣伝なのです
Black Shadow様にてシナリオをかかせていただいたアダルトボイス作品が販売されました。
タイトルは「チ○ポを吸う吸血鬼」です。タイトル通り、吸血鬼に吸われてしまう内容です。
DL販売サイトに内容の詳しい説明や体験版もありますので、ぜひ聞いてみてください。
各DL販売サイトで販売されていますので、よろしくお願いします。
※リンク先成人向けサイトです。
4月27日
宣伝なのです
Black Shadow様にてシナリオをかかせていただいたアダルトボイス作品が販売されました。
タイトルは「女子委員長はムッツリスケベ」です。タイトルにあるように、真面目で清純な委員長が実は……な内容です。
DL販売サイトに内容の詳しい説明や体験版もありますので、ぜひ聞いてみてください。
各DL販売サイトで販売されていますので、よろしくお願いします。
※リンク先成人向けサイトです。
4月10日
お仕事の宣伝なのです。
DMM様で配信されているソーシャルゲーム「大聖戦!ヴァルキリーサーガ」で、キャラテキストを担当したキャラが実装されましたので、簡単ながら宣伝です。
新たに実装されました、
・狂神学者カーター
・帝国の騎士ベヘリア
・爆炎弓兵シレーニ
・英傑王帝ジークフリート
・魔宝剣妃バルムンク
・邪龍姫ファフニール
・怪獣召喚士パトリシア
・妖術召喚士ミラネーダ
のカードテキスト、18禁テキストを書かせていただきました。
バルムンクはお姉さんっぽい見た目で内面が子供っぽいと、可愛い性格にできたんじゃないかな……と突然の自画自賛です。
以上宣伝、以下から最近遊んだゲームや読んだ本の雑な感想です。
・ドラゴンエイジ:インクイジション
クリアしたのは1月くらいなのでうろ覚えですが面白かったです。これで終わると本当に雑な感想なのでもうちょっと色々書きます。
サブタイトルがインクイジションで分かりにくいですが、ドラゴンエイジオリジンズ(一作目)ドラゴンエイジ2に続く続編で実質ドラゴンエイジ3です。
ストーリーもオリジンズや2からの続き物という感じで、過去作をプレイしてないとまず世界観は掴めずストーリーも良く分からないと思います。キャラも2からのキャラが多くいます。
私はオリジンズをプレイしていて2はプレイしていないのですが、ストーリーの方は何とか分かりました。なので最低でもオリジンズをプレイして世界観が掴めないと、専門用語の意味が分からず楽しめないかもです。
戦闘がオリジンズと変わっていたのが残念でした。オリジンズは細かくNPCの行動を事前に決められるので戦略を組むのが楽しかったのですが、今作はざっくりとした作戦しか決められないのでNPCの行動にやきもきする事も。
悪い所を先に書いてしまいましたが、最初に面白いと感想を書いたくらいなので良い所ももちろんあります。でもこれ以上書くと長くなりすぎるのでここで感想は雑に終わります。大体レビューサイトで語られている良い所と同じですし……
・レジェンドオブレガシー
少し物足りない所がありましたが面白かったです。
プレイ時間のほとんどが戦闘なんじゃないかと思うくらい戦闘だけのゲームです。なので戦闘システムが合わないと面白くないかも……
ただ戦闘自体は結構制限があると言うか、こういう行動をしてないと不利になる、というのがあり窮屈な感じです(精霊との契約や水壁はったりなど)特に精霊と契約しないと術は使えないのに、敵は契約と術を同時に使ってくるというのはかなり不利に感じましたし、精霊と毎回契約するのは面倒でした……
このゲームの醍醐味は、戦闘中に技を覚える覚醒と言うシステムだと思います。バトルプログラマーがサガシリーズのバトルを担当してた人らしいので、覚醒はまんま閃きですね。サガシリーズの閃きと違って技にレベルがあり、このレベルも戦闘中にあがるのが個人的には好きでした。
・世界樹と不思議のダンジョン
まだクリアしてないので詳しい感想は無理ですが、面白いです。
昔フリーゲームの変愚蛮怒にハマっていたので、シレン系の不思議のダンジョンのルールよりも、こういった感じのローグライクの方が好きだったり。もっと変愚蛮怒みたいな方向に寄せたゲーム出てくれないかなぁ……と思います。
・Factorio
素晴らしいゲームです。PCゲームでまだ開発中ですが(現在のバージョンが安定板で0.10くらい)この時点で完成度が高いです。
どんなゲームかは検索してもらった方が早いので詳しい説明は省きます。
ラインを構築して、ある目標生産物を全自動で生産できるようになった時の爽快感があり、リプレイ性も高く遊んでて熱中してしまうゲームです。
・真剣 新陰流を作った男、上泉伊勢守信綱
こちらは本の感想です。とにかく買って(読んで)良かったと思いました。
私は剣術について色々調べたりするのが趣味でちょこちょこ剣術関連の書籍を買っているのですが、こういった昔の剣術家には実はそこまで強い興味がなく、あくまで剣術の技法に興味があるといった変なタイプです。
しかし上泉信綱という方は新陰流の祖でありどういった経緯を経て新陰流を作ったのかというのはやはり興味があり、何か上泉信綱をテーマにした本が無いかと探したところ、この真剣にたどり着きました。
歴史時代小説というのはそんなに好きな部類ではないのですが、この本は届いて少し読んでみるや時間を忘れて読みふけってしまいました。それは、上泉信綱という人物に興味があった事と、この小説自体がとても面白かったからなのでしょう。
小説の終盤、上泉伊勢守信綱が真剣を、宝蔵院胤栄が真槍を用いての仕合。胤栄の十文字鎌槍を前に信綱が右手に下げていた刀が左に動き、左の地摺り八双に構えた描写。話にのめり込んでいた私はその光景がまざまざと浮かびました。私にとってこの真剣という小説は、このほんの数行の描写が全てです。この描写の為に以前の展開があり、この描写があるからこそ以後の展開がある。それほどまでに心を打たれた描写でもあります。
この本を読めたのはとても良かったです。
2月14日
宣伝なのです
Black Shadow様にてシナリオをかかせていただいたアダルトボイス作品が販売されました。
タイトルは「逆ナンガール」です。タイトル通り、逆ナンしてきた娘に誘われるままセックスしてしまう作品です。
もちろん隠語は多めで、プレイ内容も激しいのです。体験版もありますのでぜひ聞いてみてください。
各DL販売サイトで販売されていますので、よろしくお願いします。
※リンク先成人向けサイトです。
2月4日
お仕事の宣伝なのです。
DMM様で配信されているソーシャルゲーム「大聖戦!ヴァルキリーサーガ」で、キャラテキストを担当したキャラが実装されましたので、簡単ながら宣伝です。
新たに実装されました、
・慈愛の女神姫ラブエル
・呪槍の使い手エーデガルト
・爆塵の呪術師キュテレラ
・天輝聖女アマテラス
・草薙剣帝スサノオ
・月煌天女ツクヨミ
・強欲な貴婦人イメリア
・凄腕の武闘士ヘーデ
のカードテキスト、18禁テキストを書かせていただきました。
どのキャラも書いてて楽しい子達でしたが、個人的に、ちょっと病んでる子のエーデガルトがお気に入りです。
12月25日
お仕事の宣伝なのです。
DMM様で配信されているソーシャルゲーム「大聖戦!ヴァルキリーサーガ」で、キャラテキストを担当したキャラが実装されましたので、簡単ながら宣伝です。
新たに実装されました、
・轟雷の一角獣ユニリア
・聖夜嬢キャロル
・搾乳姫ニコラウス
・聖夜元帥ヴィクトリア
・紅衣聖姫エレーナ
のカードテキスト、18禁テキストを書かせていただきました。
クリマスイベント限定の娘が多く実装されてますので、入手できた方はぜひ可愛がってあげてください。
11月28日
宣伝なのです
Black Shadow様にてシナリオをかかせていただいたアダルトボイス作品が販売されました。
タイトルは「男っぽい幼馴染」です。朝起こしに来てくれたボーイッシュな幼馴染とイチャつく話です。
ボーイッシュでクールなのにデレデレな娘が好きな方は、ぜひ聞いてみてください。
各DL販売サイトで販売されていますので、よろしくお願いします。
そして次の宣伝です。
DMM様で配信されているソーシャルゲーム「大聖戦!ヴァルキリーサーガ」で、キャラテキストを担当したキャラが実装されましたので、簡単ながら宣伝です。
新たに実装されました、
・漆黒夜の魔姫ベルミア
・戦槌の乙女エディト
・変化姫イオ
・竜殻の弩弓射手ドラレック
のカードテキスト、18禁テキストを書かせていただきました。
どの娘もレア度高いと思いますが、手に入れた方は可愛がってあげてください。
※リンク先成人向けサイトです。
10月24日
色々と宣伝です。
Black Shadow様にてシナリオをかかせていただいたアダルトボイス作品が販売されました。
タイトルは「魔法少女アヤ」です。明るい魔法少女にリードされながら、たっぷり搾り取られる話です。
各種DL販売サイトで販売されてますので、明るい子に責められる系が好きな方はぜひぜひ聞いてみてください。
ものすごく個人的な事ですが、魔法少女と魔女っ娘は全く別物だと思っているのです。魔法少女は外的要因になって魔法が使える様になったもので、魔女っ娘は血筋や生まれついてのものなんじゃないのかなぁ……なんて。なんとなく私の中ではそんなイメージです。そして魔女っ娘も魔法少女も私は好きです。
そしてまたまた宣伝です。
DMM様で配信されているソーシャルゲーム「大聖戦!ヴァルキリーサーガ」で、キャラテキストを担当したキャラが実装されましたので、簡単ながら宣伝です。
新たに実装されました、
・法の守護者アルティナ
・SM女帝吸血鬼ヴァロン
のカードテキスト、18禁テキストを書かせていただきました。
SM女帝吸血鬼ヴァロンは今イベントの報酬カードのようなので、手に入れた方は可愛がってあげてください。
そして個人的なあれ。
18禁な小説とかはpixivを利用してそこで公開してみようかなと思い、pixivのアカウントとってみました。
とはいえ、今の所乗せられる18禁な小説はないので、台本形式でサンプル的に書いてみたのを置いときました。
シチュは「明るくて健気な後輩が、自慰を応援したり褒めてくれる」というニッチもニッチなものです。でも私はこういうシチュはもっと増えるといいなって思います。
今ちまちまと18禁な魔女っ娘の日常もの書いてるので、完成して機会があればpixivで公開するかもな、という感じです。
※リンク先成人向けサイトです。
10月17日
Black Shadow様にてシナリオをかかせていただいたアダルトボイス作品が販売されました。
タイトルは「エッチ会いJK」です。タイトル通りのシチュエーションなのです。もちろん隠語も多めなのです。
各種DL販売サイトで販売されてますので、シチュが気に入った方はぜひぜひ聞いてみてください。
※リンク先成人向けサイトです。
9月22日
ソーシャルゲーム「大聖戦!ヴァルキリーサーガ」で、キャラテキストを担当したキャラが実装されましたので、簡単ながら宣伝です。
現在実装されている、
・伝説の超剣士ジャンヌ ・戦国将軍姫シェンメイ
・薔薇戦姫ローザリア ・監獄の獄卒長ヴェノミー
・雷獣召喚士ライガ
のカードテキスト、18禁テキストなどを書かせていただきました。
手に入れた方はぜひ可愛がってあげてください。
8月19日
お仕事の宣伝なのです。
DMM様で配信中のソーシャルゲーム「ヴァルキリーサーガ」のキャラテキストを担当しましたので宣伝です。
とはいえ、私の担当したキャラはまだ実装されていません。担当したキャラ名を記載しても良いとの事でしたので、実装されましたらキャラの紹介などをしたいと思います。
ヴァルキリーサーガはスマートフォン専用ゲームで基本無料なので、気になった方は気軽にプレイしてみてください。ちなみに18禁ゲームです。
18禁なのでもちろんそういったシーンはあります。私の担当したキャラももちろんそういったシーンがありますので、実装されましたら可愛がってあげてください。
7月11日
お仕事履歴を更新しました。
Black Shadow様にてシナリオをかかせていただいたアダルトボイス作品が販売されました。
タイトルは「JDエリのハメ撮り実況」です。タイトル通りの内容です。実況系の隠語などが好きな方はぜひぜひ。勿論隠語は多めです。それは当然なのです。
各種DL販売サイトで販売されているようですので、ぜひ聞いてみてください。
※リンク先成人向けサイトです。
6月23日
私の使っているOutlook(hotmail)ですが、どうもOutlook側のサーバーで、送られてきたメールをブロックする事があるらしく、Outlook(hotmail)宛てにメールを送ってもエラーで戻ってくるという事があるみたいです。
もし私宛てにメールを送ってもエラーで送れないと言う事がありましたら、TwitterのDMやweb拍手などで連絡をしていただければと思います。web拍手での連絡ではメールアドレスの記載をお願いします。
連絡がありましたら、とりあえずの対策として私のサブのメールアドレスをお教えしたいと思います。
また、しばらく様子を見てOutlookの状況が改善しそうになければ、メールアドレスを変更するかもしれません。
5月9日
お仕事履歴を更新しました。
Black Shadow様にてシナリオをかかせていただいたアダルトボイス作品が販売されました。
タイトルは「メイド淫ちゅぱ…ン」です。従順なメイドさんにあれこれしたりさせたりするお話です。
各種DL販売サイトで販売されてますので、クールなメイドさんが乱れてしまうのが好きな方など、ぜひ聞いてみてください。隠語も多めなのです。
※リンク先成人向けサイトです。
12月31日
お仕事履歴を更新しました。
Black Shadow様にてシナリオを書かせていただいたアダルトボイス作品が販売されました。
タイトルは「S妹にヤられちゃうシスコン兄貴」です。タイトルにある通り妹ものです。今後もっと色々な妹もの書いてみたいですね。
各種DL販売サイトで販売されているようですので、よろしくお願いします。
※リンク先成人向けサイトです。
7月26日
お仕事履歴を更新しました。
お仕事履歴に書きましたが、全年齢同人ゲームやアダルトボイス作品のシナリオを書かせて頂きました。
作品タイトルは、作品が発表されてから許可が貰えましたら記載したいと思います。
現在8月末ほどまで予定が詰まっています。8月末以降のご依頼などありましたら、お気軽にお問い合わせください。
また、状況にもよりますが、短期の依頼(20kbほどのアダルトボイス作品)などでしたら、納期によりますが8月後半には着手できるかも知れません。
また個人的なことですが、ドラゴンズクラウンを買いました。現在エルフをメインで使ってますが、ちょっとサブとしてソーサレス使ったらしっくり動かせたので、やっぱソーサレスをメインにしようか迷っています……
キャラ選択できるゲームは基本魔法キャラばっか使ってるので、自分に向いてるのはソーサレスかなぁ、と。なんにせよ、末長く楽しめそうなゲームです。
あと自分の小説の続きも書かないとですね。時間がとれれば書きたいです。剣術書きたいです。剣術関連の書籍を買いあさりたいです。
1月7日
お仕事履歴をちょっと更新。
履歴の方で書いてますが、このHPで公開している「記憶売買」を、デジタルノベル「メイ」のシナリオとして提供いたしました。
6〜7年ほど前に書いた話なので、自分でも中々懐かしい……。昔のなので文体が大分初々しいです。
せっかくだから書き直したほうがいいかな、とも思いましたが、もうさすがに文体が違うし、昔書いたときの心気が薄れてしまいそうなので止めておきました。
9月28日
ちょっとだけHPいじりました。
それだけです……そのうちそこそこ長めの小説を書きたいところ。
9月14日
やっつけ感ただよう話。
「同窓会」
いったい何年ぶりだろうか。口にしてみれば、そう昔のことではないが、久しぶりに旧友達と会ってみれば隔てた時の流れを感じることができた。
そもそも同窓会に参加するなど、初めてのことだった。二年に一度くらいの頻度で誘いがあったが、一度も参加したことはなかった。
そんな俺が今回同窓会に参加したのには理由がある。同窓会への招待状に書かれた差出人の名前は、宮野恭子。俺にとって忘れられぬ名の女性だ。
そうして参加した同窓会は、なるほど、懐かしい空気が流れていた。まるで、あの日のままのような……背負う責任もなく、守るものもなく、ただまっすぐに前を見つめていた日々を思い出す。
懐旧の想いを抱きつつ、俺は一人の女性に目を向けた。宮野恭子もまた、他の旧友達と同じように、どこかしら大人びた雰囲気を纏っていた。事実大人になったのだろう、彼女も、俺も、他の皆も。それでもどこかしらに過去の面影があり、それがよりいっそう隔てた時間を思わせる。
同窓会はつつがなく終わり、ある者は明日仕事があるからと帰路につき、ある者は二次会へと向かった。
柄ではないが、俺もまた二次会へと向かうことにした。なぜならば、二次会へ行こうと提案したのは宮野恭子なのだから。
いい店を、彼女が知っているらしい。先導する宮野の後ろを俺のほか数人が続く。途中でコンビニに寄り、皆は酔い覚ましのためか水等を買っていた。俺は食べもしない肉まんを一つ、買うことにした。
コンビニを出てしばらく歩いたところで、宮野は口を開いた。
「肝試ししようよ」
道中にあるとある墓地を通るのが、二次会の店への近道なのだと宮野が言う。それにかこつけて、ついでに肝試しをしようとの事だった。
酔いも手伝ってか、他の皆も乗り気のようだ。反対意見もなく、皆で墓地の中を歩く。
「そういえば、皆は覚えている?」
肝試しの一環と言うことか、宮野はぽつぽつと語りだす。
「私達が卒業する前にね、死んじゃった同級生のこと、覚えてるかな」
一人が宮野の言葉に反応する。聞いたことがあると。どうやら記憶を刺激されたらしい。他の皆も、そういえば、そんな子がいたような気が、と揃い出す。
「……誰か、その子の名前を覚えている人はいる」
誰も声をあげなかった。そう、自分達が卒業する前に亡くなった同級生がいるはずである。しかしその名前を誰も思い出せずにいた。
宮野は薄笑いを浮かべながら、指をさす。皆がその指さす方向を見てみれば、墓石があった。
そこに刻まれていた名前を見るや、皆がざわつき出す。刻まれた名は宮野恭子。ここまで案内した本人だった。
どういうことかと、皆が先ほど宮野のいた方へ目を向けてみれば、そこには誰もいなかった。
その事実を知った瞬間、俺以外の皆はパニックを起こし、足をもつれさせながら墓地を後にした。残ったのは、俺一人だけである。
……何も驚くことはなかった。俺は最初から知っていたのだ。同窓会の招待状の差出人、宮野恭子が、俺達が学校を卒業するほんの少し前に亡くなっていたことを。
ありえないはずの名前。忘れもしない名前。俺が同窓会へ参加したのは、偏に過去を振り切るためだった。すっかり冷めた肉まんを備え、俺は墓地を後にした。
途中、視線を感じ振り返ってみれば、宮野恭子があの日の姿のままで、手を振っていた。
この光景を覚えている。忘れもしない、あの出来事。
卒業を間近に控えた時期、俺は学校からの帰路で偶然宮野とであった。何度か同じクラスになったことはあっても、余り話したことがなかった。帰り道が途中まで一緒だからと、少しばかり共に歩くことにしたのだ。
宮野はコンビニで買ったのだろうか、肉まんを手にしながらも一向に口をつける気配がなく……それを指摘してみれば、はにかむように笑いながら、熱いのは苦手だからと答えた。
俺からすれば冷めた肉まんの何がおいしいのかわからないが、猫舌の人はそうでもないのだろうか。
互いに会話も少なく、別れる時がきた。彼女は俺に向かって手を振りながらバイバイと言い……対して俺は、妙な照れを感じてか、顔を背けながら手を振り返しただけだった。
後悔があった。宮野は俺と別れたその道中で、通り魔に刺され亡くなったのだ。
今、過日の姿の少女が、また手を振っている。俺との別れを惜しむように。俺も彼女へ手を振り返した。
「さようなら」
あの日に言えなかった言葉を口にする。俺は彼女から背を向け、歩き始めた。
今後、俺が同窓会に参加することはないだろう。思い出は過去のままで……思い返すくらいが丁度いい。過去の後悔を振り切る可能性はほぼないのだから。少なからず俺は、その幸運を手にすることができた。それ以上はもう、必要ないのだ。
9月10日
気がつけば9月です。時が経つのが早いです。
「現象」
数えてみれば、もう一週間以上も微熱が続いているらしい。朦朧とした頭で今日の日付を確認し、ようようその事実を俺は確かめることができた。
自由気ままな一人暮らしとよく言うが、風邪をひいた時など困りものである。熱でだるい体では、満足に料理も作れず栄養摂取もままならない。同じ理由で、食料の買出しなども億劫である。更に言うなら、あの独特な寒気とともにくる人恋しさもまた厄介である。心身ともに弱った状況で、他者を頼ろうとするのは本能から来るものなのだろうが、一人暮らしでは無い物ねだりでしかない。
熱が出た最初の三日は、市販薬で熱を下げ事なきを得ていた。それから更に二日経ったが、一向に良く成る気配はなく……調べてみれば、市販薬では症状を抑えるだけでむしろ風邪を長引かす可能性もあるだとか。それを知り病院で診察を受け薬を処方してもらい、未だ下がらぬ熱に苦しんでいる現状である。
正確に言うならば、薬を飲んだらしばらく熱は下がるのだが、その後やはり高熱が出てしまう。普段ならばこの繰り返しを二、三度もすれば治っているのだが、今回の風邪はどうもそうはいかないらしい。
体はだるく熱さも感じるが、同時に寒気も襲い意識は朦朧としている。なんとか体を起こし、三日ほど前に買ってきたバナナを一口だけ食べ、薬を飲んだ。そこで、はたと気づいた。
普段ならフローリングの床は、素足で踏めばひやりとした感触で、まるで地に体温を吸われているかのようである。しかし今日は違った。まるで柔らかいタオルでも踏んだような感覚。
ぼんやりとした目で足元を見る。俺は思わず短い悲鳴をあげてしまった。
俺の足元には、黒い束……はっきりと言えば、髪があったのだ。それも抜け落ちた髪ではない。見る限り、フローリングの床から生えているようだった。
周囲に目を向けてみれば、フローリングの床はどこも同じ有様だった。なぜさっきは気づかなかったのか、まるで青菜が茂っているかのように、髪が生えている。
気味の悪さからか、熱に浮かされているからか、くらくらとしてしまい、思わず床にへたりこむ。
間近で見れば、やはり髪は床から生えているように見えた。根元は確かにフローリングにある。
得体の知れない物に触れるのは嫌だったが、どうにも確かめてみたくなる性分である。俺は髪を一束つかみ、一息で引っ張ってみた。
「ひぎゃあ!」
ぷつぷつと根元から引っこ抜く感覚と共に聞こえた叫び声。それは断じて俺のものではなく……では誰のものかと問われれば答えることもできない。
髪を引き抜いた後を見てみれば、じわじわと血が滲み出していた。
……これはおそらく白昼夢という奴ではないだろうか。熱にうなされた頭が見せた、訳の分からない幻覚。先ほどの声は気にしない方が精神的にもよいだろう。
だるい体で力を入れたものだから、よりいっそう気だるさを感じてしまった。俺は引き抜いた髪の束をゴミ箱へ投げ捨て、ベッドに潜り込んだ。
俺の耳元ですすり泣く声が聞こえていたが、すぐに意識が遠のいてしまった。
翌朝、目を覚ましてみれば、体調はすっかり回復していた。ようやく風邪が治ったらしい。
昨日一口だけ食べたバナナはそのままあり、さすがに食べれないだろうと思ってビニール袋に包んでゴミ箱に放り込んだ。ゴミ箱にはなぜか髪の束があったが、気にしないことにした。
8月7日
引越しの際に逝ってしまわれたデスクトップPCがまさかの復活を遂げました。
マザーボードか電源ユニットが壊れてしまったのだと診断してましたが、帯電が原因だったのかもです。でも各部品抜き差ししつつ放電措置はやったはずなんだけどなぁ、と疑問が。
でも替えの部品か新PC買う前に直ってよかったです。ノートPCではちょっとプログラム書くのとか面倒だったりしますし。
8月2日
HP名を変えてみました。特に深い理由はありませんが……。
現在環境が色々変わったので、慣れるまでにしばらく時間がかかりそうです。
6月17日
6月からは、3月4月の時とは比べて(個人的に)欲しいゲームが結構出るのでうれしい限りです。
6月はアーシャのアトリエが出るし、7月には世界樹やらなんやら色々出て……そろそろ3DS買うべきかと悩んでたり。3DSはソウルハッカーズや真・女神転生4も出るらしいので、いずれ買うとは思いますが。
しかし相変わらず更新する内容が……定期的に更新できるような内容を考えていかないといけない気がそろそろしてきました。いや小説書けよって話ですが……。
5月29日
プロットをがちがちに固めるより、思いつきで書き始めたほうがはかどるという……
人名は相変わらず適当です。あんまりないような、それでいて変すぎない名前にしようとすると響きが同じになったりしてしまう現象が頻繁に起きます。
「リフレイン」/1
最悪の目覚めだった。
寝汗はひどく、息は荒い。胸に手を当てるまでもなく動悸が激しいことがわかる。早鐘のように鳴る心臓の音が落ちつくには、もうしばらく時間がかかることだろう。
ベッドから上半身だけ起こした少年は、ため息をひとつつき、額の汗をぬぐう。それで不快な気分が晴れることはなかった。むしろ手についた汗が更に不快感を深める始末ですらある。
目覚めの悪さの原因は、それとなくわかっていた。ここ最近、ひどい悪夢を見ているためだ。
どんな夢かは、起きてしまった今ではわからない。蜘蛛の糸をひっぱるかのような感覚で、夢の映像は引き縮れていった。ただそれによる恐怖心だけは心に残っている。
ふと枕もとの時計を見てみれば、身支度を整えるべき時間が迫っていることがわかった。どうやら、目覚めは悪くとも寝坊することがなかっただけ良かったということか。
少年はベッドから足をおろし、部屋から出て、顔を洗うため洗面台へと向かう。
洗面台に来てみれば、設置された鏡に少年――見鈴諒一の顔が写しだされた。ひどい様相ではあった。悪夢にうなされていたせいだろう、目の下には隈がうっすらと出来ていて、それに伴ってか目つきも普段より厳しく見えた。
「……くそっ」
思わずついた悪態は、自分自身のひどい様相に対してではなかった。視線を顔から下、首の方へと移せばどんな悪夢を見たのか、おおよそ検討もつく。
鏡に映った諒一の首付近には、締められたような痕があったのだ。
寝起きにこの痕が出来るようになって、もう五日以上も経つ。諒一はこの五日間、同じような悪夢にうなされているのだ。内容は覚えていなくとも首に残った痕を見れば、その陰惨さが少なからずわかる。
首の痕は、どうも悪夢にうなされて、自分自身で首を絞めた……というようなものには見えなかった。どうも手で締めたのではないらしい。細い線がいくつも巻かれたような痕だ。ロープではなく、細い紐で首を絞められればこのような痕が残るだろうか。
当然のことながら、諒一の部屋にはそんなことにあつらえた紐などない。そもそも悪夢にうなされて、自分自身で首に紐を巻きつけて締めるなど……正気の沙汰ではなかった。
ならこの首の痕は諒一自身ではなく、他の誰かにでも締められたのだろうか。そう考えてみれば、諒一の背中に薄ら寒いものが這い回る。自分が寝ているそばに第三者がいて、さらにその第三者が自分の首を絞めている可能性など、あって欲しくなどなかった。
つまりは全てが謎であり、悪態をつくことに帰結する。諒一自身、自分の身に何が起きているのかわからないのだ。そうする他なかった。ただこの現象がいつの間にか無くなる事を期待するしかない。
それはきっと淡い期待なのだろうが。
事の始まりは、おそらく今より一週間ほど前の出来事だろう。実際それが始まりなのかわからないが、諒一が記憶を振り返ってみれば、今自分の身に起きている出来事と半ば関連がありそうな事は、それしかありえなかったのだ。
桜も散り始めた、4月の上旬。春の陽気は、出会いと別れの象徴とも言えるが、諒一にはあまり関係がなかった。
その日は諒一が通っている学園の、新学期初めの日だった。とはいえ、ただ階級が上がっただけの諒一には、出会いや別れといった新鮮さを感じる要素はなかった。教室に入り席に着き、周りを見渡してみても、去年とはかわりばえしない光景である。学園の生徒の絶対数は多くないのだ。新学期が始まったところで、生徒のほとんどが見知った顔だ。
諒一も周りがそうしているように、周囲の人と他愛のない挨拶を交わす。そうしているうちに、時間は当たり前のようにすぎていった。
当たり前ではないのは、彼女の存在だったのだろう。定められた時刻になり、担任教師の聞きなれた挨拶の後に、彼女は教室に入ってきた。
転校生らしい。担任教師の言によれば、両親の都合によりこの学園に通うことになったようだ。
「……月静光です」
周囲から視線を向けられるのは得意ではないのだろうか、月静と名乗った少女はどことなくおどおどとしている。転校初めの自己紹介で、緊張するのは無理もない。
月静はそこまで低身長という訳ではないが、どことなく小動物のような気配を漂わしていた。緊張のせいで顔は少し強張ってはいるものの、その容姿は特筆すべきものだろう。しかし諒一は月静の容姿よりも、その髪に目を奪われていた。
月静の髪は、端的に言えば美しいの一言だ。腰ほどまで伸びているなめらかなその髪は、春の風に吹かれれば舞い散る桜の様相で他者を魅了するだろう。それに見とれるのは仕方がないことだ。
ただ諒一が月静の髪に目を奪われたのはそれだけが理由ではなかった。確かに美しい髪ではある。そこに異論は無いが、違和感はあった。
まるで、人形のような美しい髪。その例えのままに、月静の髪には作り物のように生気がないのだ。髪は死んだ細胞のため、生気を感じることの方がありえないのだろうが……月静の、どこか人懐っこそうな印象をその髪が裏切っている。
その印象が尾を引いたのか、諒一は月静の名をすぐに覚えてしまっていた。その日の放課後に、偶然教室で出くわし思わずその名を呼んでしまうほどに。
「月静……さん?」
新学期始まりのそうそうに、級友からの野暮用を頼まれるがままに受け入れたのは、諒一の人徳と言えるかも知れない。頼まれた用事が住んだ頃には、すでに空は朱に染まっていた。
この時間、普段ならば教室に人はいない。皆部活に精を出していることだろう。その人たちも、そろそろ帰り支度をしている頃だ。
なのになぜか、月静は教室にいた。自分の席に座り、机に向かってペンを走らせている。
「あ……どうも」
諒一の姿に気づいた月静は、軽く会釈をする。
「……えっと、私転校初日で色々書かないといけないことがあるみたいで」
未だに教室に残ってる月静へ向けた疑問の視線を感じ取ったのか、彼女はそう答えた。
「そうなのか。暗くなる前に、帰ったほうがいい」
生気のない髪に対する警戒の念が声に表れたのか、諒一の声は冷たい響きがあった。
「はい、そうします……」
どうやら月静は他人の感情に過敏ではあるらしい。諒一の声音に感じ取るものがあったのか、どこか申し訳なさそうに応じる。
月静は、机の傍らに置いていたバッグを手に取り、教室から出ようとする。必然的に、諒一の側を通り抜ける形だ。
月静とすれ違う。その一瞬。諒一の左手に、痛みが走っていた。
「っ!」
言葉にならなかった。あまりにも唐突な痛覚は、左手が何かに締めあげられてることを伝えている。
「う、嘘……そんな」
怯えた声は、月静のものだった。
諒一が自身の左手を確認してみれば、月静の髪がなぜか絡みついていた。だけではなく、血をせき止めるかのように強く締め付けている。
自然に絡まったというのなら、こんなにもきつく締め付けられる道理はない。まるで髪が意思を持っているような……。
そんな考えを巡らせて見ていれば、絡んだ髪は知恵の輪が唐突に抜けるように、すとりと諒一の左手から滑り落ちた。朝抱いた、滑らかそうなというその印象のままに。
言葉は出てこない。視線を月静のほうに向けてみれば、驚いたような……そしてひどく困った表情をしていた。
諒一が見ていることに気づいたのか、二、三度口を動かし、そして何も言わずに駆け出していった。
諒一は、その背中をただ見送ることしかできなかった。狐に化かされた心境とはこのことを言うのだろう。
その日から、諒一は悪夢にうなされる様になっていた。最初は妙な偶然だろうと思っていた。あまりにも印象的、というよりは不可思議なことだったので、夢にまで見てしまったのかと。
ありえないと思っていたのだ。そう簡単に物事に関連性を見出すことはできない。水を熱すれば気体に変化することは道理でも、髪が絡みついたから悪夢を見るというのは道理ではないのだ。
しかし、五日もうなされてみれば……やはり、関連はあるのではないか。ついにはそんな思いを抱き、月静に話を聞こうとし……気づけば放課後である。
どうにも話しかけるタイミングがない。考えれば月静は転校生で今現在注目の的である。更に人懐っこそうな容姿と、事実そうである朗らかな性格は、異性だけではなく同性からも好かれるようではあった。授業中以外は月静に誰かが話しかけている始末である。
振り返ってみれば、何度か話すタイミングはあった。しかし内容を考えてみれば、人前で話せるものではない。ともすれば中傷、責任転嫁、いわれのない内容なのだ。人気の無いところに連れ出すのは難儀な話なのだ。
結局、どうしようもなく、放課後の教室で時間を潰すしかなかった。そうそうに帰るという選択肢もあるにはあるが、どうもそれでは収まりがつきにくい。どうにか今日中に、話しかける算段ぐらいは立てなければ帰る気にもなれなかった。
月静の机を見てみても、鞄はない。彼女はすでに帰っているのだろう。
「あの……」
それを確認した矢先に、当の本人から声をかけられた。出所を探せば、教室の入り口に彼女は立っていた。
「月静……さん?」
わかっていながら、確認をしてしまう。余りにも意外だった。
気づけば、この状況は五日前と似通っていた。位置関係は真逆ではあるものの。
「あの……外からあなたの姿が見えたので……」
月静の表情は五日前とは違う。どこかしら怯えが見える表情は、だが何かしらの覚悟が見えていた。
「私、あなた言わなければいけないことがあるんです」
ともすれば、淡い期待を抱いてしまうだろうその物言いに、諒一はしかし期待など抱くことはできなかった。思い出すのは、朝鏡に写った自分の姿。首についた締められた痕は、五日前髪が絡みついた左手の痕に良く似ていた。
「私、どうもあなたのこと……呪ってしまったみたいです」
5月14日
例のごとく放置してたというあれ。ネタがないのだものと言い訳しておきます。
放置しといてあれですが、買って2ヶ月ほどしてセイクリッド2PC版にはまってきました。Diablo3がそろそろ出るという時期ですが、セイクリッド2でしばらく十分な感じです。もし友達がDiablo3買うとかいったら買うかもですが……ありえない話です。
この手のゲームはやっぱり複数人でプレイするのが面白いですしね、まあ私は協力プレイが好きなだけですが。ちょっと疲れたときは友達が戦ってるの遠くで眺めとくということもできますし。そんな理由で味方の補助するのが好きなんですが、セイクリッド2とか洋ゲーでは味方を補助するようなスキルがあまりないのがなんとも。というか補助プレイじたいがあまり好まれないだろうしで。
小説はものの見事に進んでません。なんだかんだで、年に一回ぐらいはまじめに長編書いてた気がしますが、去年から書いてなかったりするので、そろそろまともな長編書かないとなぁとか思ってたり。適当にさわりだけでっち上げるのはそろそろ止めにしないとと反省しているのもありますが。さわり書くのは簡単だけど、そっから展開させるのが下手なんですよねー、ここらへんはちゃんと設定が作れるかってのにもかかわってるでしょうし。設定も作るの苦手で……なんとかしないとですね。
4月23日
すっごいどうでもいいんですが、ここ一週間ばかりネット回線が非常に重くてうんざりです。いいかげんにして欲しかったり……
今頃になってシェルノサージュが気になりだしてたりします。しかしヴィータ買うほどではない……ヴィータにはルミネスとかやりたいゲームが少しばかりあるのですが、今後どうしても欲しいゲームが出ないと買いそうにないです。シェルノサージュはアルトネリコっぽい雰囲気があるのでやりたいではあるのですが……。
4月はやっぱ特に買おうというゲームがなかったりで。5月もドラゴンズドグマちょっと気になる程度ですし……これは積みゲーを崩すしかないですね。詰んでるゲームごまんとあるんですが。
プロットはまだ全然まとまってません。相変わらず設定考えるのが下手すぎて……苦手なんですよね設定考えるの。
4月17日
書こうと思ってた話のプロットを、もうちょっと深く考えてたらまあまとまりません。最初に考えてた話では、主人公が罠にはめられ死亡、主人公の記憶情報を別の体に移され罠にはめた者達に復讐するという単純な話にするつもりだったんですが……記憶を全て再現できたとはいえ、別人の体になった主人公は本当に自分が正しく自分自身と言えるのか、とかそのへんの葛藤を深く書こうとしたら色々な要素が絡んできてしまって……最初考えてた単純な話からはずれていってしまって困りどころです。
どうでも良いんですが、映画のREC、REC2を見てみました。最初は主観視点とか酔いそうだな、感染とかって良くあるゾンビ物っぽいなぁとか思ってたら、意外と楽しめました。オカルト好きだったから余計楽しめたかもしれません。ただREC2はRECの疑問とか謎が解明されてく話なうえ、その謎がオカルト要素なので賛否両論ありそうな感じ。自分は楽しめましたが。ただ一作目が一番良かったですね、最後にちょこちょこでてきたオカルト要素とか住人のちょっと謎な行動がこの話の裏側を想像させるようで(REC2でその辺もわかってしまうのですが)
とりあえず、はよプロット形にして本文書きたいです。
4月10日
ここ最近動きのない話ばかり書いてた反動か、動きのある話が書きたくなってきました。
しかし、今から新しく話を仕込んだら、例のごとく時間かかるわまともに書かないわというのが目に見えてるのでどうしよう……と、色々プロット適当に書いて放置してるフォルダ眺めてたら、そこそこ使えそうな奴がちらほら。ほんの一月二月ほど前に仕込んでたのに、もうプロット書いた記憶すらないものとかもありました。忘れっぽすぎ。
とりあえず、良さそうなプロットがあったのでそれ書いてみようかと思います。
ただちょっと話が暗めなので大丈夫かな、と思わないでもないですが、ここであげてるのほぼ全て暗い話だから何も問題がなかったですね。
4月7日

PSO2のキャラクリしてみました。最初起動しようとしたらOSが対応していないとか出てきてどういうこっちゃ……とか思ってたら、OSが未だにXPのSP2だったせいでした。アップデートちゃんとしないとね。
キャラはニュマ子です。もはやニューマン以外でプレイしようと言う気がないです。PSPo2iでも、結局前作から使ってたニュマ子しか使ってなかったし……。
4月5日
更新するネタがなかったり……。
真面目に小説書くってのが一番なんでしょうが、日常はさわりだけ思いついたのをぱぱっと書いたので、これからどんな展開にしようか迷ってたり。誘いの方は展開をある程度考えているけど、とち狂った人間と鹿の微妙な恋愛模様なんてどこに需要があるのかわからなかったり。自分で考えといてなんだけど。
一応DMCHDコレクションの方は、1と3のノーマルをクリアしました。PS2でハードとかDMDモードとかクリアしてたりするので、難易度上げてプレイするかは微妙ー。
4月はあまり欲しいゲームとかないかなと思ってたら、魔法使いの夜が12日発売だったんですね。買うと思います。しかし、DDD3巻はいつでるのだろう。
3月29日

ランスクエストマグナム、ちまちまやってマグナム以前に放置してた場所にたどり着きました。
しかしアイスフレーム三人娘がお気に入りなのに、レベル制限が早い上に、上位互換キャラがいるしで……。
現在DMCHDコレクションにまどか☆マギカポータブルもプレイ中なのでこのまま積みそうです。
DMCHDコレクションは3の方を一応クリアしました。以前やったときはベオウルフや3戦目バージルに5〜6回ほど負けたのに、今回は1回負ける程度でした。数年経ってても意外とパターン覚えてるもんですね。
まどか☆マギカポータブルの方は一週目が終わってマミさんルートを始めたところです。ここから各キャラルート解放されて、最後の方でアニメ展開とかなのかな……。
4月は特に欲しいゲームがないので(というか何発売されるかわからない)DMCとまどか☆マギカを積まずにクリアしたいものです。
3月20日
HP更新するときは書いたののせようと半ば意地になってましたけど、それだと更新間隔が長くなるので、何かしら更新するように考え直しました。
とか思ってながら、何を更新したものか……
とりあえず今気になってるゲーム
・デビルメイクライHDエディション
1,2,3込みで気になってるけど、1と3はPS2でもってるので購入に迷ってます。せめてグラが4基準ならなぁ、と思ってたり。
・迷宮塔路レガシスタ
面白そうだけど、クラダンにそこまでハマれなかったので……様子見中。
・圧倒的遊戯ムゲンソウルズ
ネプティーヌmk2が思ってた以上に面白かったので気になっているのですが、なんだか不安な感じで。コンパイルハートだし……
・ルミネスエレクトリックシンフォニー
PSPで触れて、360、PS3でも買ってしまうほど好きなゲームですが、これだけのためにVITA買うというのも。VITAはもうちょっと色々ソフト出て欲しい。
こんなところかなぁ。全部買うかどうか微妙なラインです。
コマンド式RPGやターン制RPGは好きな部類なので、ムゲンソウルズが成功してその手のRPGがPS3で増えて欲しいなと思ってたり。グラがあがってきたらその手のゲームが古めかしいと思われてるような気がするので……そういう意味ではレガシスタがきっかけで2D系のゲームも増えて欲しいかな。
3月15日
今更なんだけど、横文字で長い文章って読みにくかったりするのだろうか。
黒背景に白文字も読みやすいのだろうか。色々と考えるけど、現状維持で!
「非日常」/日常
霜山町は、言われるほど田舎と言う印象を感じなかった。
ほとんどシャッターが降りきったアーケード街は、寂れた町の象徴ではあろう。しかし、アーケード街を抜け切ってしまえば、大型のデパートがその姿を現す。
良くある話、といえば簡単だ。比較的人口が多い霜山町に企業がこぞって参入し、大型のデパートを建設した。その結果、町民の物資売買のメインであったアーケード街はやむなく閉じられることとなった。
そのようなアーケード街に店を出していた少数の町民は、デパート建設をよしとしてはいなかったが、デパート側は彼らを積極的に雇うことで、悪印象を和らげようと画策した。
その対策は功をそうしたのだろう。今やこの町にあってはならないものとなっている。
デパート建設に伴い、その周囲では外食店なども乱立し、田舎という雰囲気は微塵も感じさせてはいなかった。
その光景に、俺はしばらく頭を悩ませていた。この霜山町は俺の故郷である……らしい。とある事情でこの町に移り住むことになった俺は、騙された、と思わずにはいられなかった。
父と母から聞いた話では、昔の霜山町はその名のとおり山に囲まれた田舎で、徒歩や自転車しか移動方法はなかったらしい。それから数十年がたってるとはいえ、田舎なのは変わりないだろうと、父は言っていた。
故郷に数十年も帰ってない者の言葉を鵜呑みにした自分も悪いのだが、聞いていた話と大分差があったため、俺は現状認識がうまくいかず、眩暈を覚えていた。
たかが十年で、ここまで変わってしまうのか。
そんな印象を抱かせるのは、今現在の自分の状況のせいかもしれない。
十年でこの町が変わったように、俺もこの町のように変わってしまっている。俺の場合は十年ではなく、ほんの一瞬でだが。
事故、にあったらしい。信号無視で突っ込んできた車に当たった俺は、数週間意識不明になり……そして目覚めてみれば、自分が誰なのかすら思い出せなくなっていた。
記憶喪失。事故前は健忘の兆候など見られなかったため、事故のショックで記憶喪失状態になったのでは、というのが医者の見解だった。
事故後何度か行われた精密検査では、特に異常が見られなかったため、脳の損傷ということでもないらしい。
実際、俺が覚えていることと覚えていないことには差があった。最初こそ自分のことが分からなかったが、落ち着きを取り戻し、現状を認めてみれば、それはすぐに思い出せた。
水野陽一、それが俺の名前。
自分の性格や好みといったものも、特に変化はないらしい。これは俺の一番身近にいただろう父母がそういっていたため、そのとおりなのだろう。
俺は、俺だ。それに間違いはなかった。
しかし問題は、俺は自分以外の事……他人のことをほとんど思い出せないでいることだった。
父や母のことも思い出せなかった。学校の級友も、友達のことも思い出せない。その他、日常生活に関することは何の問題もないというのに……。
ひどい違和感だった。他者は俺のことを知っているのに、俺は彼らのことを知らない。まるで自身のことが見透かされているような感覚。妖怪か、はたまた宇宙人の群れに紛れ込んだならばそんな感覚も味わえるだろう。
故に、今の俺にとって、級友はおろか父母すらも人外の者に等しかった。
父母に転校を相談したとき、難しい面持ちでいながら反対することなく受け入れてくれたのは、きっと俺の心境を察してのことだろう。
なまじ、かつての自分に近いものと関わるほうが辛いのなら。父はそういって、転校の手続きを取り始めてくれた。
その転校場所というのが、この霜山町にある。一週間後には俺はこの町にある学園に通うことになっていた。
昔、それこそまだ自分の両足で立つことも出来なかった頃、一度霜山町に家族で里帰りしたことはあるようだが……記憶を失う前だったとしても、それを覚えているかは疑問である。
つまり見知らぬ町。見知らぬ地だ。話に聞かされていたときよりずっと栄えていたとしても……驚きこそあれ、徐々に受け入れることができていた。
むしろこれは都合が良い。欲しいものも手に入らない状況よりずっといいだろうし、何より交通の便も聞いてたより良さそうだ。適当なバス停の時刻表を見ても、一時間に四、五本はバスが来るらしい。
「……」
ふと、何気なく……飲食店やらの建物の間、裏道へ続くだろう細い路地へ視線を投げてみる。
表通りとは違い閑散とした様は、この町の正しい姿を現しているように見えた。
しかし、今はそんな印象などどうでも良い。
路地の奥、誰が住んでるのだろうか廃屋とも思わしき建物の横に、それはいた。
それは白い物体と呼ぶしかなかった。縦に細長く、周囲の風景からは明らかに浮いている白き色彩。ゆらりゆらりと、陽炎のごとくそれは揺れていた。ともすれば、こちらを手招きしてるかの様相であった。
本能めいた危機感を抱き、視線を切る。
今のはなんだったのか……考えることすら怖気が走る。俺に出来ることは、今のをこの町の印象差異が起こした幻覚とでも思い込むことぐらいだった。
事故が起こした変質は、記憶喪失だけにはとどまっていない。事故以来俺は、あのようななんとも言えぬ不気味な……他者が知覚しない存在を認識できるようになっていたのだ。
これは、父母はおろか医者にすら相談できないことだった。このことを打ち明ければどうなるか……少なくともしばらくはまた病院に缶詰にされることだろう。
この事が知られるわけにもいかなかった。転校を考えたのも、実を言うとこれの影響が大きい。
先ほど見た光景は忘れることにして、俺は目的の場所へと歩みを進める。
霜山町にある祖父宅が、俺の目的の場所だった。俺は、ここの学園に通う間、祖父宅に住まうことになっている。
祖父宅とは言うが、実を言うとすでに祖父は他界し、今やその家に住む者はいない。近くに住む親戚が管理をしているだけだった。
つまり俺は、そこに一人暮らしをするということだ。実に都合がよかった。誰かと共に住んでたなら……多くの時間を共有していたなら、俺の現状がいずれ知れることだっただろう。
とはいえ、近くに住む親戚が定期的に様子を見ると言う話にはなっているのだが……それを上手くやり過ごせば良いだけの話だ。
ともかく、俺が常人には見えないものが見えている、その事実さえばれなければそれで良い。
そんな事を考えているうちに、祖父宅に着いた。霜山駅から徒歩十五分……まあ近いほうか。
祖父の住んでいた家は、普通の一戸建てだった。特に豪邸と言う訳でもないが、一人で住むには十分広いだろう。二階もあるが、使うことはないかもしれない。
さて、父の話ではここを管理している親戚が鍵を渡しに来るということだが……今のところ誰もいない。
周囲を見渡してみる。住宅街ではあるが、物静かな所だった。ここもまた、この町の本来の姿を表しているのかもしれない。
「ねえ、君が……水野陽一君?」
背後からの声に振り返ってみれば、俺と同じ年頃であろう女性が立っていた。
ショートカットの髪に、俺と余り違わない背丈。はっきりと開かれた双眸に、俺が映し出されているのが見て取れた。
「そうだけど……君は?」
誰かはわからないが、おそらくは俺に鍵を私に来た親戚だろう事は知っていた。それでも疑問を口にしたのは、はっきりとした確証が持てなかったからだ。なんとなく、来るとしたら年配の方だろうと勝手に予想してたせいだろう。
「あたしは泉水楓。鍵を渡しにきたんだけど……」
「ああ、すまない」
差し出された鍵を受け取る。妙に古めかしい鍵だった。錆びなどはないようだが……。
「……どうかしたか?」
視線を鍵から泉水に向けてみれば、神妙な顔でこちらを見ていた。
「えっと……記憶喪失なんだってね?」
「ああ、聞いていたのか」
考えれば当たり前である。俺の現状を親戚達は父から聞いているはずだ。
「もしかして、俺達は面識があるのか?」
泉水の表情に理由をつけるとしたら、それしかなかった。
しかし、俺が最後にこの霜山町に来たのは記憶にすらない昔のことだ。訳あって祖父の葬式にも出ることが出来なかったため、親戚どころかこの町の人々とろくに面識もないはずだが……?
はたして、彼女からの返答は否だった。
「会った事はないけど……何度か話には聞いてたから。なんか、大変だね色々と」
「……そうでもないよ」
真に俺のことを心配してくれてるのだろう。穏やかな声音がそれを物語っていた。
「あっと、あたし今から部活なんだ。ごめんね、本当なら色々案内するはずだったんだけど……皆時間取れなくて」
「気にしなくて良いさ。今日はとりあえず休みたかったところだ」
霜山町までの移動時間は7時間。さすがに疲れが溜まっていた。
「そっか、それじゃゆっくり休んでね。来週から一緒の学園だし、何か困ったことがあったら言ってね」
そう言い、泉水は早足でかけていった。明朗なその印象どおり、部活は運動系の何かなのだろう。
泉水の背を見送った後、俺は家の玄関を開ける。
親戚が管理しているといっても、祖父が亡くなって数年。それなりに埃がたまっているとは思っていたのだが……。
「意外と、綺麗だな」
親戚は俺が来るとわかってただろうし、改めて掃除でもしてくれたのだろうか。今度挨拶に伺ったときに、礼を言っておこう。
「……?」
とりあえず荷物を玄関先に置いた矢先のことだった。俺の耳は家の奥――あそこは台所だろうか――から不振な物音を聞きとがめていた。
泥棒か、と思いはしたものの数年人気がないだろうこの家に泥棒が来るとは思えなかった。
もちろん、泥棒と言う可能性はある。しかし、俺の脳裏をよぎったのはもっと恐ろしいもの……先ほど見てしまった、あの白き物体。それに類似する存在だった。
緊張の余り、唇が乾き、手足が痺れるような感覚。
決意をするかのように、唾を飲み込む。慎とした空間では、俺の喉が鳴った音でさえ大きく響いたような錯覚に陥る。
なにはともあれ、確かめざるを得なかった。これから自分自身が住む場所なのだ。
そっと足音を殺しながら、奥へ進む。玄関と奥の部屋を区切る扉に手を触れ、できるだけ音がしないように開く。
やはりそこは、台所であった。玄関と同じで、埃がたまってる様子はない。比較的清潔な空間ではあった。
祖父が使ってたのか、四脚のテーブル一つに、イスが四つ。家族で食事を取れと言わんばかりに置いてある。
そのテーブルの上に、先ほどの不振な物音の主がいた。
小人。と言えば良いだろうか、およそ三十センチ程度の大きさの人――少なくとも見かけは――が、その身の丈の半分ほどの箒でテーブルの上を掃いていた。
「……」
俺に気づいたのだろう。小人と俺の目が合う。
長く艶のある黒髪。容姿はやはり人のそれと同じだった。おそらくは……女性だろう。その矮躯同様慎ましい胸が服の上から見て取れる。おそらく背丈を考え見るに、格別小さいという訳ではないのだろうが……。
「……」
小人は喋らず、俺も口を開かなかった。
小人はどうかは知らないが、俺は現状の認識が上手く言ってなかった。おそらくは、あの白き物体と同じ存在なのだろうが……あれとは違ってずいぶんとまあ、可愛らしい。
小人はそんな俺の心気を知ってか知らずか、テーブルから飛び降り――盛大に着地を失敗して頭部をしたたかに打ちつけ、涙目になりながら俺の足元を通り過ぎて行った。
「……なんなんだいったい」
これからの生活に不安を覚えずにはいられなかった。
2月22日
誰がこの話の続きを望んでいるのだろうか……とにかく更新
「誘い」/2
目を覚ませば、やはりいつもと変わらぬ毎日の続きだった。
一日二十四時間。いくら時間と言う概念で日々を区切ろうとも、その流れが止むことはない。僕の毎日も、それの例外になることはないのだ。
身支度を整え、変わらぬ町の情景へ。些細な変化があったとしても、その大元はほぼ変わることはない。
僕がこの毎日の繰り返しの中で、徐々に考えることを放棄し始めたのは、きっと逃れられぬ宿命という奴なのだろう。
あるいは、呪いと呼ぶべきか。
呪い。なんともオカルトチックな響きだ。
だがそれは確かにある。その言葉の真実は、決して非科学的なものではない。
現に僕は呪われている。過去の想いに。遠き光景の、追想の中に呪いはあった。
それは取るに足らない出来事だ。子供の頃の、苦い思い出。
友人と呼ぶべき人達に裏切られた、誰にでもあるだろう何てことはない記憶。
僕は、それに呪われている。
友を信じ、裏切られた時僕は僕自身を呪ってしまった。
あんな風になりたくはないと。人を裏切るような人間にはなりたくないと。
その想いが、今の僕を生み出した。
他者を裏切らないように。他者を恨まないように。他者に迷惑をかけないように。
過去の想いはやがて現実の自分となり、きっと未来の姿を現している。
責任感がある。頼りがいがある。人が良い。他者は僕をそう評してくれる。それが真に思っていることかどうかは置いておくとして。
しかし他者と関わる毎日の中で、僕は徐々にねじれて言った。
裏切らず、恨まず、迷惑をかけないように。自身に枷をつけた日々の中で、募る負の感情はどこへ行くのだろうか。
徐々に消えうせる感情の中に、その答えはあるのだろう。
僕は今確かに呪われている。他ならぬ僕自身に。
見える世界は、自身の心の有様に準拠する。そんな言葉を僕に言ったのは、はたして誰だっただろうか。
父か、母か、友か、知らぬ他人か、テレビに写る人々か。それはわからずとも、その言葉は真実を捉えているように思える。
あの日自身を縛り、それから変わらぬ僕の心。なるほど、変わらぬ今の日々は、確かに僕の心を表していることだろう。
ならば、今のこの光景は何か。
いつもと同じ一日を終え、眠りにつく。次の瞬間には目が覚め、きらびやかに輝く黒の世界を映し出す。
この光景も、僕の心の有様だというのだろうか。自身への問いかけに答えることができない僕は、歩くことによって問いかけを黙殺した。
しかし、なんとも言えぬ雰囲気だ。黒に縁取られ、淡く発光する建物は、この世の物ではないだろう。
ならばここは死後の世界だろうか。それはありえない。
死とは終わりだ。そこから新しく何かが始まるということはないのだ。
始まりは正者の特権に他ならない。
しばらくあるけば、見慣れた建物があった。コンビニだ。
見慣れた、といってもその外見はやはり現実の色ではない。しかしまあ、その機能は同じところだろう。
少しばかり空腹を覚えていた僕は、そのコンビニに入ることにした。
「お客様は神様です! お客様は神様です!」
入り口をくぐれば、店員のものと思わしき大声が耳を襲った。
カウンターを見れば、ワニの頭部を抱えた店員が一人。外見は人のそれだが、血走った目はまともという言葉からはほど遠い。
「お客様は神様です! お客様は神様です!」
前にこの世界に迷い込んでから思っていたのだが、この店員を見てある種の確信を抱いた。
おそらく、ここの世界の住人の大部分は話が通じない。
マントル目指して穴を掘っていたあの奇妙な生物も然り、だ。
あの首のない鹿は、例外とも言えよう。
あの鹿は、鹿と思えないほど人間然としていた。少なくとも会話をすることは可能だった。
そういえば……あの鹿は自分の頭を探していたな。
前回首のない鹿の有様をひとしきり笑った後、鹿は拗ねてしまった。確かに初対面で外見を笑われれば、良い気分はしないだろう。その反省を込め、僕は鹿と交流をはかり、その頼みごとを引き受けることとなった。
鹿は、自分の頭を探しているらしい。頭がないくせに、どうやって周りを見ているのか疑問に思ったが、詮無いことだと思い直した。
こんな世界だ。どうせまともな理由などありえないだろう。何より相手は鹿だ。
「お客様は神様です! お客様は神様です!」
未だ大声で叫ぶ店員。その手に抱えるワニの頭部。
さすがに鹿にワニの頭部をつけるのは酷だろうか。この際頭があれば良さそうなものだが。
しかしあの鹿。ワニの頭部などで良しとするような鹿には見えない。
何より、人のものを奪うなんてあんまりだ。見ればあの店員、いたく大事そうにワニの頭部を抱えている。
きっと大切なものなのだろう。鹿には勿体ない。
鹿の頼みごとを受けといて何だが、僕はあまり熱心に鹿の頭を探そうという気にはなれなかった。先に言ったとおり、この世界にまともなものなどありはしない。
鹿の頭部を熱心に捜すなんて、考えたところでばかばかしいではないか。
ふとコンビニの中見渡してみれば、目を引くものがあった。
コンビニで売られているのは、現実のそれとそこまで変わりはない。逆に言えば、変わったものも確かにある。
ペットボトルなどの飲料水が置かれている場所に、それはあった。
頭だ。鹿の頭。
……実にばかばかしい。こんなピンポイントで、適当に入ったコンビニで、鹿の頭が都合よく売られているなんて。
なんだかこの世界そのものに馬鹿されているような感覚だった。しだいあの鹿になんだか耐え兼ねない思いも生まれつつある。
なんとも言えぬ気分を抱えたまま、僕は鹿の頭を抱え、会計を済ました。三百円。微妙に納得できない値段である。
「ありがとうございました! ありがとうございました!」
コンビニから退出間際に言われたそのまともな言葉に、若干戸惑いつつ……僕は頭のない鹿を探すため、また黒に縁取られ淡く発光した世界に流されることにした。
12月29日
ノリノリで変なの書いてしまったよ。
「誘い」/1
自分の認識してる世界は本当に正しいのだろうか。そう思うときがある。
表に対して裏があるように、自分が今、見て、感じて、知覚してる世界には別の側面があるのではないだろうか。
……つまらない疑問だと、自分自身でそう思う。今感じている世界。認識してる場所。自分の居場所。それ以外のものなんて、自分の中に存在などしないはずだ。
しかし、それでも。自分の認識してる世界は本当に正しいのか? 疑問を抱く。
はっきり言ってしまうと、僕の精神状況は一般的な健全なそれとは違うことだろう。
ここ最近の記憶を思い出そうとしても、時系列はかなりあやふやだ。食欲は余りなく、半ば義務のように口に物を運ぶ。
また食べ物の味がしないのが厄介だった。まるでゴムを噛んでるようで、食事すら苦痛に思えてきた。
笑うこともなくなった。ふと気づけば横になっている自分がいる。考える気力はないはずなのに、脳は勝手にぐるぐると回りだす。眠ることなどできない。脳は勝手に考えるよう命令を出すのだ。
そんな僕が未だ会社に噛り付いてるのは、自分に言い聞かせるためだった。
自分は大丈夫なのだと。きっとやっていけると。薬を飲まなければ満足に眠ることすら出来ない体で良くも言えたものだ。
自分の認識してる世界は本当に正しいのだろうか。そう思うのは、現実に現実味というのを感じられなくなってきたからだろうか。
薬が効き、眠気が襲ってくるほんの数分の間。僕はそんなことを考えていた。徐々に薄れていくのは意識か、現実か。それすらもわからない。
次の瞬間僕は目を覚ます。今確かに寝たはずだ。しかし自分は寝ていない。起きている。
ゆっくりと立ち上がり、電気をつける。
電気がつき、周囲を照らす。僕は軽い混乱に陥った。
不思議な光景だった。部屋はいつもと変わらない。そう思える。しかしその色が違う。
黒で輪郭を縁取られたテレビやパソコンといった物は、淡く発光している。青や赤、緑や黄色。まるでネオンのようだ。
気味の悪さより、その美しさに目を奪われた。その光景は理解できないながらも、僕をひき付ける何かがあるのだ。
昔家族で旅行に行ったとき、民芸品や工芸品の並ぶお店で模造石でできた置物をずっと見ていたことを思い出す。
あのようなキラキラと淡く透き通った、光るものが僕は好きなのだ。
もう混乱はない。かわりに、ここ最近感じなかった高ぶりがあった。
心臓の鼓動がはっきりと聞こえる。女性に恋をしたときでも、ここまでドキドキしたことはなかった。
きっと、僕は今まで恋などしていなかったのだ。学生の時好きだった女の子の顔が浮かぶが、すぐに消え去ってしまう。この高鳴りの前には恋だの愛だの好きだの……そんなものが何の意味もないものだと思わずにはいられない。
動く気力なんてなかったのに。ただ横になっていたいと思っているのに。僕は急かされるように玄関に向かう。
この理解できない状況に、僕は魅せられていた。今まで認識していた世界がまるで嘘だったかのような感覚。
扉を開け、外に出る。
外も僕の部屋と同じ状況だった。黒とネオンが映し出す世界。触れば壊れてしまいそうな不思議な光景。
車なんて通っていない。耳を澄ましても、静寂だけがそこにある。
僕はそのままその光景に流される。一歩二歩と歩き、足元が崩れたりといった危険がないことを確かめた。
このままどこへ行こうか。ふとそんな事を考えながらも、足は止まることはなく……まるで導かれるように歩を進める。
しばらく歩くと、また不思議なものを見た。
一言で言うとそれは化け物だった。鱗に覆われた体。バッタのような頭で両手両足はウサギのようだった。壁とか地面とか無機物と同じで、輪郭は黒く縁取られ、淡く発光している。
それはどうやら四足歩行なのだろう。地べたに這いつくばっていた。
それだけではない、それは両手をせわしなく動かし、コンクリートで覆われた地面を必死に掘ろうとしていた。
気色悪いと思いながらも、僕は興味を惹かれその生物に近づく。するとその生物はぴたりと動きを止め、そのバッタのような顔を僕に向ける。
「何か?」
驚くことに、その生物は喋ったのだ。僕はあっけに取られながらも、その生物に何て返したものか言葉を探す。
「ああ……ええっと、なんていうか、何してるのかなと思って」
僕は何を聞いているのだろう。お互い初対面なのだ、まずは自己紹介から……いやそうではなくて。
考えの定まらない僕を知ってか知らずか、その生物は、地面と僕の顔を交互に見て口を開いた。
「何って……掘っているんですよ」
「掘る? ええっと、その、地面を?」
「そうです、地面を掘ってるんですよ」
その生物は僕にそう言うと、またせわしなく足を動かす。
「そのさ……掘ってどうするのかな? 巣とかそういうこと?」
「掘ったらあれじゃないですか、マントルっていうのがあるじゃないですか」
マントル……確か地球の核の外側とか、そんなものだっけか。
「そのマントルってのはあると思うけど……それと掘ることの関係っていうのは、聞いてもいいかな」
「いえ、ただマントルを見たいなぁと思っただけです」
その生物はもう邪魔するなと言わんばかりに、足の動きを早くする。しかしコンクリートすら掘ることもできず、どんどんその手は傷ついていく。
もうこの生物に関わるのは止めよう。何だか気が滅入ってくる。
僕はその場を後にした。振り返ることもなかった。
しばらくするとまた変な物を発見した。
それもまた四本足の生物だった。さっきのバッタの頭を持つ奴よりなんていうか、背筋はピンとしている。牛とか馬とか、その手の生物を連想させた。
しかしその生物には頭がなかった。断面図はまるで異空間を思わせるようにぽっかりと黒い色で覆われている。
まるで置物のようだった。僕はそれをじろじろと見る。
ほとんど色がでたらめなこの世界では、足を見てもなんの生物かわからない。頭があれば分かったかもしれないが、先ほどの生物を思い出せばそれもどうだろうか。
「牛か……馬か。微妙なところだ」
その健脚を見るに、馬かもしれない。
「鹿です」
……気のせいだろうか、今声が聞こえたような。
「まさかこの馬が喋ったのか? まさかなぁ、頭ないしなぁ」
「鹿です」
……どうやら喋ってるのはこの、頭のない生物らしい。
「鹿……?」
「鹿です」
僕はつい噴出してしまった。
「鹿? 鹿なのか君は?」
「鹿です。何度も言わせないでください。何がおかしいんですか」
おかしいに決まってる。頭のない生物が、喋ってるだけでおかしいのに、それが鹿だって? 笑わずにはいられない。
一向に止まない僕の笑い声にイラついたのか、頭のない鹿は足を踏み鳴らす。
その姿がまた僕の笑いを誘った。
思えばこんなに笑ったのは久しぶりだった。
12月15日
こんなの書いてたらお腹空いてきた。
「自炊ルール」
人にはそれぞれ、自分だけのルールと言うのがあると思う。
それは他人からすれば、あまりにも馬鹿げたようなルールかもしれない。理解することのできないことなのかもしれない。
しかしそれは、自分にとって譲れない想いであり、守るべきものなのだ。
少し大きめの茶碗に生卵を4個割り、こぼさないよう丁寧に、それでいて大胆にかき混ぜながら、俺はそんなことを考えていた。
気がつけば季節は冬。また一年が終わり、俺は自分がもう二十八年も生きたことに実感を抱くことができないでいた。
二十歳の頃だっただろうか。俺が自分にある一つのルールを課したのは。
できるだけ自炊をする。そんな簡単そうで難しいルールを俺は八年間も続けていた。
今日の夕飯は、卵を四つも使ったオムレツを作る予定だ。普段はこんなに卵を使ったりはしない。消費期限が迫っていたから仕方なく全部使ったまでだ。俺は少食なのだ。
しかしこの量の卵を使ってどれだけ大きいオムレツができるのか……興味がないわけではない。人はみな未知の物に興味を抱くようにできているのだ。
油をひいて熱したフライパンに、ここぞとばかりにかき混ぜた卵を入れる。俺は少し白身を残すのが好みだ。なんだか通っぽい気がしないでもない。
高温になった油で、卵が焼けていく。俺はその熱量に慌てず、すばやく卵をかき混ぜる。こうすることで卵の表面が焦げず、良い感じに半熟で仕上がるのだ。料理番組でそう言っていた。
しかし気をつけろ。やりすぎるとスクランブルエッグになってしまう。危険と罠は身近に潜んでいるのだ。
予断だが、スクランブルエッグをいり卵と呼ぶのは許せないタイプだ。想像して欲しい、一流のシェフが「こちら、スクランブルエッグでございます」と言うのと、「こちら、いり卵でございます」どちらの方がシェフっぽいのか。そういうことだ。
余計なことを考えているうちに、卵がいい具合になってきた。軽く手首を振り、卵を半分に折りたたむ。中身がはみ出たが気にするな。
そのままはみ出た部分を、フライパンをかたむけることで軽く熱し、食器にオムレツを放り込む。下味は一切つけてない。ケチャップだけで十分美味いのだ。
炊き立てから二時間たったご飯を茶碗に盛り、俺は夕飯をいただくことにした。
オムレツの外側はしっかりと焼けているが、箸で割ってみるととろりと半熟の身が顔を出す。いい感じだ、これこれ。
オムレツを一口。続いて白米を口に運ぶ。うまいとしか言えないじゃないか。
ここに豆腐とわかめの味噌汁があれば……言うことはなかったのだが。味噌汁まで作っては、食事までの時間が伸びてしまうため、今回は断念したのだ。
しかしオムレツだけでも十分美味い。たまにのりの佃煮を食べることで、舌をリフレッシュすることもできる。味噌汁は、また今度作るとしよう。
5月1日
ふと思いついた話を書いてみた。山ないし落ちないし意味ないよ!
『雨が降った真夜中に』
ちらつく街灯がほのかに暗闇を照らす真夜中に、男が一人歩いていた。
男が歩を進めるたびに、はじける水音が静寂を侵していた。先ほどまで降っていた雨が地面に残した影響は中々に大きかった。
自らが跳ねさした水に濡れるのもかまわず、男は急ぎ足で前へ進んでいた。その額に浮かぶ汗に、若干の焦りが感じられる。
事実、男は焦っていた。今は人気のない深夜。焦る必要など普段なら何一つないのだが。
男が一歩進むたびに、水が跳ねる。また一歩、水が跳ねる音が当たりに響き渡る。まるで、自らの存在を誇示するかのように。
だが男は気づいていた。一歩進むたびに、水が跳ねるその音が……自分だけではなくもう一音。まるで、男の後をつけるかのように虚空に響く。
ぱしゃり、ぱしゃりと。男を追いかけるかのように水音が……いや足音がするのだ。
初めは気のせいだと思った。ただ静寂な真夜中に木霊しているだけなのだと思っていた。しかし、ふとしたひょうしに立ち止まった時、それが気のせいではないとわかった。
聞こえるのだ。背後から、ぱしゃりぱしゃりと水音が。まるで男を追い詰めるかのように距離を詰める。
それに気づいた時、自然と小走りになっていた。追いつかれればどうなるかはわからないが、本能がそれを恐れている。ごく自然の反応と言えるだろう。
それが、ほんの二時間前の出来事だった。あれからずっと、男は歩き続けている。それでもずっと、背後から聞こえるのだ。ぱしゃり、と。
いったいいつまで歩き続ければいいのか。背後の音から逃げ切るのはいつになるのか。不安と恐怖で足がすくみそうになるのをこらえながら、男はただ歩き続ける。それしかないのだ。ただ前に進む事しか、与えられた選択肢は無い。足を止めれば、すぐに背後の音に捕まってしまう。そんな焦燥を感じていた。
歩く。ただ歩く。時刻はいまだ深夜。ぱしゃりと響く水音が、静寂を侵していた。
2月27日
長編に『雀と桜』追加。
半年以上前に書いたのを今更公開。 後半のプロットをしっかり組んでおくべきだったと後悔してる作品です。
2月10日
HPをろくに更新してないのに、ツイッター始めちゃったよ。
http://twitter.com/#!/xxArech
3月29日
長編に『夜闇の境界線』追加。
正確には『非日常』との入れ替えです……非日常は無に返りました。
これからは頑張って週に一回、もしくは二週に一回ぐらいの頻度で更新するようにしようかな。ハンターハンターも連載している事だし。
1月26日
長編に『虚無の果て』更新。
一年ほど前に書いた小説を発見したのでせっかくだから晒してみます。
初めて書いた長編(とはいっても九万文字程度)なのでかなりのやっつけ感が漂います。
12月7日
長編『非日常』更新しました。
あとファンタシースターポータブル2買いました。面白いよ、やったね!
11月24日
ここ数日徹夜で、ようやく装甲悪鬼村正クリアしました。
個人的にツボに入った作品で、飽きることなくプレイできました。今年の中で(あくまで個人的に)これを越える作品はなさそうです。
全体的に暗い雰囲気の中、魅力的な登場人物が織り成す物語は救いようのないものばかりですが、心の中に残るシーンが数多くあり、この作品をプレイした時間は無駄ではなかったと思えます。
また音楽が素晴らしかったので、今度発売されるサントラは買うことにしました。白銀昴星が完全にツボ。あれだけの為にサントラ買ってもいいと思っている自分がいます。
11月17日
長編に、「非日常」追加。
長編という名の短編です。ちょくちょく更新していきます。
……更新すると思う。多分。
2月16日
正直、わざわざ小説欄にアップする程のものじゃないんでここでアップ
――バレンタイン――
ああ、今年もきたのか。
2月14日、バレンタイン。私の住むアパートの玄関前に、ぽつんと箱が置かれていた。
ラッピングとリボンが可愛らしい、大きさは手のひら大の箱。
私はそれの中身がチョコだと確信していた。もうこんな渡し方をされるのも十年になる。最初はそう、こんなアパートの玄関前ではなく、私の実家の部屋の前に置いてあった。。
そんな事を考えながら、私は部屋に入り、着替えをする前に箱のリボンとラッピングをはがし中身を取り出す。私の予想通りそれはチョコだった。
チョコの他にメッセージカードも何もない、他人からみれば差出人不明の異物。だが、私は差出人を知っている。
チョコを一口食べると、口の中に甘さが広がった。その甘さは何となく、高校時代に付き合っていた彼女が作ってくれたチョコを思い出す。
「……ん?」
咀嚼していると、チョコの中に異物があるのに気がつく。私は口の中にある異物をティッシュに吐き出した。
爪、だった。チョコの中から爪が出てきた。
気味が悪い。普通ならばそう思うところだが、やはり私にしてみれば例年通りの事だった。
――思えば、彼女には悪いことをした。きっと私を恨んでいることだろう。それこそ、このようなチョコを送ってしまうほどに。
もう過ぎた事だが、私は彼女に謝れなかった事を後悔していた。あの事件が私のせいでは無いとしても、彼女は深く傷ついたはずだ。
私は残ったチョコをゴミ箱に捨てた。
チョコを食べ終わり、私は思案する。
彼女は何故、毎年こんな事をするのだろう。
彼女の奇行は、私が高校生くらいのときに始まった。それからもう十年――彼女は飽きもせずこの行為を続けている。
正直、おかしいと思っている。チョコに、人の食べる物に異物を混入させるなんて。それも、親愛の証のバレンタインに。
だが、おかしいというのなら私もだろう。私は彼女の奇行を受け入れてしまっている。腹が立つのなら、彼女を怒鳴ってしまえばいいだけなのだ。
これが彼女なりの親愛の証なのか……私にはそれが分からない。だが、私はそんな彼女をいとおしいと思っている。
ああそうだ、彼女にお礼の電話をしよう。
私は携帯を取り出し、着信履歴から彼女の番号にかける。
わずか2コール目で彼女は電話に出た。
「あ、お兄ちゃん? チョコ食べてくれた?」
思えば彼女――妹がこの奇行をするようになったのは、私に彼女が出来てからだった。