アニマがロストグラウンドに来るまでのことを、箇条書き


・西の果ての荒野、ストーンカ人の少数民族の集落の少女が処女妊娠
・集落には長老的存在の「魔女」がおり、少女は時期の魔女として育てられた
(魔女はまじないによって村を導く存在で、生まれた日や星の位置で決められる
 また魔女達にのみつたわる古い言葉があり、それを少しずつ伝えられながら育ち
 人々は魔女を畏怖畏敬のまなざしで見る)

・その少女が妊娠したのは、邪霊の子
(邪霊とは、死骸が渇き朽ちゆく原因=死肉を喰らうもの
 幾つもの意識の集合体だが、その「幾つも」の個々の境界は非常に曖昧である
 寄り集まったひとつが総じて「邪霊」であって、個々の意識があるものの
 それぞれに名前も境界もない、言うなれば、実体のない、意思を持った精液のようなもの)
・正しくは排出されるはずの胎に邪霊が滑り込み、息づいたもの
・しかし少女はそれを聖霊の子と呼ぶ

・現在の魔女(以後、老魔女)、それが邪霊であることに気づき、少女を半ば隔離状態に
(どんな理由であれ、堕胎は生命の輪の流れに逆らうことなので、認められていなかった)
・ので、老魔女、赤子が産まれたらすぐに殺すか、邪霊の荒野へ返せと少女に忠告
・少女は聞き入れず、頑なに腹の子は聖霊の子とし、十月十日を過ごす

・夏の終わり、新月の夜明け、少女は隔離されていた離れの庵で一人で出産
・産声を聞いた老魔女、少女が赤子に名付ける前に、男達を庵へ
・少女は取り押さえられ、赤子は産湯にもつけられていない血まみれのまま連れ去られる
・怒りと憎悪に駆られた少女、誰も知らない呪いの言葉を放つ
・それに男達が怯んだ隙に、赤子の名前を叫び、懐剣でのどを突いて絶命する

・西の果ての果てに連れ去られながら、赤子は母の断末の叫びと自分の名を知る
・男達が去り、ひとり荒野に置き去りにされた赤子は産まれたばかりの血のにおい
・においにつられてやってきた獣の口に、赤子は自ら滑り込む
・そして内側から肉を食い、
・皮を引きちぎり獣の腹から出てきたときは、すでに4、5歳の子供の姿に
・腹の中にいたころから母の言葉を解していたので、自分が母に愛されていたことを知っていた
・そして、母親と自分を引き離した老魔女や人々に強い憎悪を抱く

・一週間後、多数の獣を引き連れて集落へ戻り、全ての人々を食い荒らさせ、皆殺しに
(後に、アニマが「西から来た災い」と呼ばれる所以である)
・そこで母の遺体がすでに荒野に捨てられて、獣に食い荒らされていた事を知る
(そもそもこの集落の葬儀方法が鳥葬だったというのもあるのだが)

・愕然とし、ふと気づいたときにはもう、アニマの周りはいくつもの獣や人間の魂が渦巻いていた
・その唸る風のような声に恐れ慄きながらも、しかし腹が減る
・自分に肉体と愛情と名前を与えてくれた母の事を考えると、死ぬこともできない
・めぐる飢えと渇きに耐えながらも、食い続け生きる事を選ぶ







すでに箇条書きじゃなくなったという
これでも、ものすごく削ったのですが…ねたばれだからどうしょもない
削る前はこちらに置いておきますが、間違いなく無駄な長文です

実はアニマの母親は、死後アニマのようなイレギュラーの邪霊となって
別の世界で動いていました
お会いした方もいるかもしれません…(某夢の島の骨娘でした)
母親のことは、また別の機会に。









2style.net